研究紹介
現在、当研究室で行われている研究の紹介です
- 画像処理による排出オーガの自動位置決め制御
- コンバインによる収穫作業全体の作業能率を向上させるためには、収穫した穀粒の排出作業に要する時間の短縮が必要である。特に排出オーガを運搬用コンテナ上に適切に位置を合わせるのに要する時間は、オペレータの熟練度合いで大きく影響される。これをカメラ画像をもとに自動で位置決め制御するシステムの開発を行っている。
- 収量モニタリング・コンバインの開発
- イネやコムギの収量を計測しながら収穫作業をおこなうコンバインを三菱農機株式会社と共同で開発しています。
- メタン発酵消化液の機械施用
- 家畜糞尿や食品廃棄物等のバイオマスをメタン発酵することでバガスを発生させて、環境に優しい発電と発熱を行っています。このメタン発酵後には、消化液と呼ばれる残渣が残ります。これには、窒素、リン、カリという肥料として有用な成分が含まれています。これを水田に肥料として均一施用する機械の試験と評価を行っています。
- 車体屈折車両の小旋回制御
- 堆肥や土砂の積み込み作業に用いるホイールローダは、車体を折り曲げて操舵を行います。このような車両は、前後の車輪が同じ轍を通り小旋回に適しています。もっと小回りを実現するため、ブレーキ制御を応用する研究を行っています。
- リモートセンシングによる作物の状態把握
- ロボットコンバインの開発
- イネやコムギといった穀物を自動で収穫するロボットコンバインの開発を行っています。この研究では、Global Positioning System(GPS)やジャイロセンサを搭載して、自分の位置を検出しながら自動走行するだけでなく、収穫した穀物の積み卸し作業の自動化も目指しています。
含まれるコレクション:
- 過去に行われた研究
- 当研究室で過去に行われた研究の一部です。 終了したものだけでなく休止中のものも含まれます。